工場で欠かせない存在がコンプレッサー(圧縮機)です。
空気を圧縮してエネルギーとして利用することで、多くの機械や装置を動かしています。
本記事では、
- コンプレッサーの基本的な役割
- 代表的なコンプレッサーの種類と特徴
- それぞれの用途の違い
を初心者にもわかりやすく解説します。
1.コンプレッサーの概要
コンプレッサーとは?
コンプレッサー(Compressor)とは、空気やガスを圧縮して高圧状態にする装置です。
圧縮された空気(圧縮空気)は、次のような用途で使用されます。
- エア工具の駆動(インパクトレンチ、エアドライバーなど)
- 自動化設備・制御機器の作動
- 塗装、洗浄、搬送
- 空調・冷凍設備の冷媒圧縮
なぜ圧縮空気が使われるのか?
圧縮空気には以下のメリットがあります。
- 電気火花が発生せず安全性が高い
- クリーンで環境負荷が低い
- 配管で遠距離供給が可能
- 制御が容易で自動化に向いている
そのため、多くの工場・設備で「第二のエネルギー源」として使われています。
2.コンプレッサーの種類と特徴・用途
コンプレッサーは圧縮方式によって大きく3種類に分けられます。
コンプレッサーの種類一覧
| 種類 | 圧縮方式 | 主な特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| レシプロ式 | 往復動 | 構造がシンプル、高圧対応 | 小規模設備、整備工場 |
| スクリュー式 | 回転式 | 連続運転向き、静音 | 工場全般、製造ライン |
| ターボ式 | 遠心式 | 大風量・高効率 | 大規模プラント |
レシプロ式コンプレッサーの特徴と用途
ピストンの往復運動によって空気を圧縮する方式です。
特徴
- 構造が単純で価格が安い
- 高圧まで圧縮可能
- 小型〜中型向け
- 振動・騒音がやや大きい
主な用途
- 整備工場
- 小規模工場
- スポット的なエア使用
使用頻度が低い設備や初期コストを抑えたい場合に適しています。
スクリュー式コンプレッサーの特徴と用途
2本のスクリュー(ねじ)が回転して空気を圧縮する方式です。
特徴
- 連続運転に強い
- 振動・騒音が少ない
- 空気供給が安定
- 工場で最も普及している方式
主な用途
- 製造工場のエア源
- 自動化ライン
- 24時間稼働設備
ターボ式コンプレッサーの特徴と用途
高速回転する羽根(インペラ)で空気を遠心力により圧縮する方式です。
特徴
- 非常に大風量
- 高効率で省エネ
- 構造が複雑
- 低圧・大量供給向け
主な用途
- 大規模工場
- 化学・製鉄プラント
- 発電設備
大規模設備専用で、中小工場ではあまり使われません。
3.まとめ
コンプレッサーは、工場や設備を支える重要な基幹設備です。
- 圧縮空気は安全・クリーンで扱いやすいエネルギー
- 使用環境や規模によって適したコンプレッサーは異なる
- 小規模:レシプロ式
- 一般工場:スクリュー式
- 大規模設備:ターボ式
省エネについても次回記事を作成したいともいます!


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